おしの図書館｜施設案内

忍野生涯学習センターについて

風景（富士山）のある図書館: 　施設全体のイメージを忍野村の豊かな自然に抱かれる、山並に調和するデザインを基調とし、雄大な富士山を適所に望める「風景のある図書館」としています。富士山という随一のモニュメントを最大限に生かしながら、忍野村のシンボルとして、格調のある美しさにデザインされています。

クローズアップデザイン

この施設は雄大な景観を望めるだけでなく、利用者や環境への配慮をした施設です。

特殊ガラス: 　特殊ガラス（熱負荷低減及び結露防止にも配慮）の採用により、忍野村の美しい水脈をイメージさせるとともに、施設内部からは、１枚の絵画のように切り取られた風景（富士山）を望むことができます。（外面に面する窓には全て複層ガラスを採用し、規模の大きな窓においては、特殊な金属膜をコーティングしたLow-eガラスを用い、断熱性能を高めるとともに、図書等への紫外線の影響に配慮しています。）
エントランスホール: 　エントランスホールに設けられたエレベーターと階段は、エントランスホールから望む富士山への眺望を確保しつつ、設備のスケルトン化と特殊ガラスの採用により、忍野村の美しい水脈をイメージとした空間コンセプトを実現しています。
ユニバーサルデザイン: 　「すべての人のためのデザイン」ユニバーサルデザインに配慮し、歩行者・一般車・サービス車両用の動線を明確に分け、利用者の安全を確保しています。エントランスに隣接して車いす専用駐車場や車寄せを配するとともに、施設内部まで誘導ブロックによるルート、段差のない通路を確保しています。
　エレベーターは、車いす使用車対応、音声装置、点字案内等を設置しています。多目的なトイレ（車いす使用者、オストメイト対応、ベビーベッドの設置等）を各フロアに設置することはもちろん、男女共トイレ内に小児用小便器、ベビーキープを設置しています。
大空間（災害時防災拠点）: 　圧縮力を導入したプレストレス梁を採用し、１・２階の大空間を構成しています。寒冷地を考慮したコンクリート強度の採用や、地震時に抵抗要素となるコンクリート壁の配置等、災害発生時の防災拠点として十分な機能を維持し得る施設です。
耐久性: 　コンクリート打放し仕上げに施された超耐久性の保護塗料は、打放し仕上げの風合いを消すことなく、外観デザインに特徴を持たせています。また紫外線や酸性雨によるコンクリートの劣化を抑制し、長年にわたり、コンクリート打放し仕上げの美観を維持します。
太陽光発電: 　施設屋根部に太陽光発電設備（３０ｋｗ）を採用し、自然エネルギー利用による環境問題への取り組みに配慮（普及啓発等）した施設です。またＬＥＤ照明器具の採用や人感センサースイッチの採用（トイレ等）により、施設の省エネルギー化を図っています。
空調設備: 　空調方式に個別制御可能な高効率型マルチエアコンを採用し、施設の省エネルギー化を図っています。特に暖房は、寒冷地という地域性を考慮し、エアコン以外に深夜電力を利用した蓄熱式床暖房を併用することで快適性を増した空間を実現します。また歓喜設備には、全居室系統に熱交換式換気システム（全熱交換器）を導入し、施設の省エネルギー化を図っています。
仕上げ: 　仕上げ選定に際し、床仕上材の大部分を占めるタイルカーペットには、カーボンオフセット対象製品の採用により、地球温暖化防止に寄与しています。また富士北麓地域の高品質な伝統織物である「甲斐絹（かいき）」を使用した座布団を、未来を育む教育の場の教材（伝統文化資産、心のあり方や豊かさへの価値観）として、図書館：和（なごみ）コーナー及び２階：和室へ採用しています。

１階（図書館部門）

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エントランスホール: エレベータと階段による、透き通るような吹き抜け空間は、開放感を演出し、２階への明快な動線を確保しています。
図書室: 特殊構造による大空間・おはなしコーナーや和（なごみ）コーナー・配色や天井形状等書架の細部にいたるまでこだわりぬいた空間が広がっています。
事務室・管理部門: 事務室からは全ての部門にアプローチを可能としています。総合監視盤による施設設備の集中管理、図書館部では返却・相談コーナーを事務室、閉架書庫に隣接させる等、管理のしやすい施設としています。